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理科 「どうして?」と考えることを 出発点に広がる世界

「どうして人の指は5本あるのに、豚の足の指は4本なの?」「どうして塩は電気を通さないのに、塩水は電気を通すの?」「どうしてりんごは落ちるのに、月は落ちてこないの?」私たちを取り巻く自然界は、不思議な現象で満ちあふれています。

過去に生きた科学者たちは、数々の「どうして?」を解き明かすために、時間をかけて自然のありようを検証し、それぞれの時代を代表する発見や法則を導き出してきました。自由の森学園の理科の授業は、そのバトンを受け取りながら、一人ひとりが自分なりの新しい発見に出会っていく時間です。

「生物」では、例えば、豚の足の骨格標本を作り、そこから広がる世界を探ります。

「化学」では、いろいろな粉末や液体に電気を通す実験をします。すると「電気を通す物質と通さない物質がある」ことがわかり、「それなら電気を通す物質の中には何があるの?」ということが気になり始めます。

「物理」では、ニュートンの研究を追体験します。地球に物を引き寄せる力があることに気がつく中で、地球と月と太陽の関係を実感する。そうすると今度は、宇宙全体の仕組みに思いをはせられるようになります。

手を動かしながら体験し、その中で不思議さを自分の言葉で考えていくと、「どうして?」はどこまでも終わりません。理科の授業は、この一生続くことになるかもしれない、「どうして?」の土台を一緒に作り上げていく時間です。

〈ニホンミツバチを育てる〉社会性昆虫であるニホンミツバチを継続的に観察する選択理科。ミツバチそのものの生態を観察するにとどまらず、その行動や状況などの変化から、校内の自然が周囲の環境につながっていることを知り、自然という未知の世界にイメージを膨らませる契機となります。