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生徒向けに制作された教科動画の一部を
一般公開しています

体育科 たまごを立てる

"逆さになる感覚"。日常の中ではなかなか知ることがないでしょう。マット運動の授業では、「頭とお尻を逆にすると重心はどこにあるのか」「まっすぐ立つためにはからだをどう動かせばいいのか」と、何度もからだの感覚を確かめていきます。
たまごを「自身のからだ」に見立てて、中を想像し、軸を探るこの授業は、そんな考えやイメージを膨らますための第一歩です。

 感覚や変化を知り、新たな自分と出会うきっかけとしての体育。それが自由の森の体育科が大切にしている「からだ育ての体育」です。

体育科/宮内麻友美

数学科 ナスカの地上絵を描こう

 ステイホーム時、家から出られない生徒たちに向けて制作した動画ということで、真っ先に考えたのが「ドローンの映像」。気持ちだけでも生徒達を大空に飛び立たせてあげたいという思いでした。

 もちろん数学の勉強の中には、机に向かって黙々と考えを巡らせていく時間も大事ではあるが、このときの生徒に伝えたい「数学」とはそういうことではなかった。だから、演習問題を出したり、計算のコツを教えるような動画はこのときは見せたくなかった。

 休校期間を我慢したあとに待っている数学の授業が、壮大で、ロマンに溢れていて、心が躍るようなものだと伝えることが、生徒たちを勇気づけることになると信じていたからだ。


数学科/松元 大地

高校2・3年生選択 林業講座 その1「相対照度」

 年度初めに行われる『高校選択講座ガイダンス』は、100を超す多様な講座がどんな学びを提供しようとしているかが分かり、教員にとっても面白いもの。生徒はその中からいくつかの講座を選択するのですが、選択しない講座の学びについても、その魅力に触れられる時間なのです。
「このガイダンスの様に広く林業のことを知ってもらえたら……」と考えて取り組んだのがこちら。受講しない高校生たちや中学生、保護者の皆様にも見てもらえるかもしれない。それで、森林や林業のことを知るきっかけになってもらえればと考えました。

 視聴者の皆さんを、画面越しに林の中に招いた動画のタイトルは、「相対照度」。人工林内の照度を比較することで、「間伐」の意味について理解を深めてもらおうと考えました。

林業/鬼沢 真之

食生活部の「さくらの塩漬け」

「人が命を育み、一人ひとりが自立と自前の営みをつくっていくための柱は、『学び』と『食』にある」。食生活部の食事づくりは、そんな志のもと、学園の教育の上に成り立つ形で取り組んでいます。
 食堂の食事は、季節と共に在る事が大きな特徴。そこで春先に作られたこの動画では、「八重桜の塩漬け」を題材に学ぶ事をベースとした、食の発信に挑戦してみました。

食生活部/渡邉さやか

音楽科 高校1年生 民衆の歌

 音楽科の教員で制作した、教員リモート合唱、パート別音取りの動画第1弾です。コロナ禍で、"子ども達の歌声が途絶えてしまう"という強い危機感の中、葛藤しながらも捻り出した「オンデマンド動画」や「リモート合唱」のアイデア。‬2020年6月から‪登校が始まりましたが、この夏は、まだ通常通りの音楽の授業は難しい状況。今、私たちに何ができるのか試行錯誤を続けています。‬‬‬‬

 ‪今後は生徒にも有志でリモート合唱に参加してもらって、この合唱の世界をどんどん広げていくことを計画中です。‬‬‬‬

音楽科/沖山 元輝

英語科 紹介動画

 自由の森学園の英語科の取り組みについて、主に新たに仲間になる皆さんに向けて紹介する動画を作りました。

 外国語を学ぶことは、日本語とは異なるものの見方や考え方、捉え方に出会うことであり、物事に対する寛容さや柔軟さを身に着けていくことにも繋がります。そして日本語とは異なる言語の枠組みに出会い、違いを理解する過程の中にはたくさんの面白さが潜んでいます。
 また自由の森では、コミュニケーションのみに偏重する昨今の流れとは一線を画したいと思って教材を選んでいることや、長い時間をかけて言語を学び続けるといった観点も、教科からのメッセージとして伝えたいと思いました。

 さらに動画では、英語がネイティブスピーカーだけのものではない現状を紹介し、英語を通して見える世界や自分自身を豊かにしていってほしいという教科の願いも込めました。

英語科/新井雄大