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教育理念  人間の自立と自由への教育を追求する 深い知性・高い表現・等身大の体験

創立の理念

自由の森学園中学校・高等学校は1985年、明星学園小中学校の校長であった遠藤豊らを中心に、点数序列主義に迎合しない新しい教育をめざして設立されました。その理念の支柱となったのが、数学者遠山啓の教育論です。彼は、一人ひとりの違う個性をもつ子どもを伸ばしていく教育をすすめるうえで、広く学校教育に浸透している競争原理は妨げになると考えました。

「競争心を刺激する教育法は、たしかに手っ取り早く人間をふるい立たせる力を持っている。しかし、その反面、目標を他人におくために自分自身を見失うという欠陥をもっている。」(『競争原理を超えて』遠山啓)

自分自身の意志や感性とは別のモノサシを押しつけられ、テストのための勉強が学びだと思わされる子どもたちは、学ぶ喜びから遠ざけられ、学びと成長のエネルギーを発揮することができません。これに対して自由の森学園は、競争原理をテコとせずに、本来の学びを授業をとおして実現しようと考えた新しい学校なのです。

「かけがえのない個の人間として、それぞれ異質で多様な可能性を潜ませていながら、いまの画一的な教育の中で萎えてしまっている若者たちの秀でた資質をひきだし、想像力を解放し、心の自由を育てる、そうした教育をつくりだすことを決意した」(設立趣意書)

教育理念

新しい学びの構造 『作品をつくりあげる』

ここまでに提唱した理念を実現するために、自由の森学園は3つの教育活動の転換を行いました。その一つが授業とカリキュラムの改革です。意味連関の薄いたくさんの知識を覚えこませる授業から、幹となる本質的なテーマを深く学びとる授業への転換です。同時に、一方的な伝達授業を改め、教師との対話、生徒同士の対話を重視することで硬直した学習観を変える授業を構築しました。また、芸術と表現の教育を重視し、豊かな感性と高い表現を育てることをカリキュラムにおいて大事にしています。

もう一つは、評価方法の転換です。自由の森学園の評価とは、点数で序列化せず、一人ひとりの生徒に対して、授業を担当する教師が文章で記述する方法をとります。本来評価とは、その生徒の到達点を明らかにして、乗りこえていくべき課題を指し示すことだと考えます。日本の教育の長い歴史のなかで当然のこととされてきた順位や偏差値こそ「評価」という考え方は選別的な役割はあっても、生徒を育てるものではないのです。すべての生徒にとって大切な「通知表」が、数字ではなく文章で記されること、これが生徒一人ひとりを一人の人間として育てるという自由の森学園の教育思想をあらわしているのです。

3点目は、「作品主義」という考え方です。生徒たちはテストで点数をとるために学ぶのではなく、授業での学びを土台にしてレポートや作品を作成することを目標にします。与えられた問題を解くという受け身のテストから、自分自身の理解や問題意識を自分の文脈に沿ってまとめていく創造的・探究的な学習方法をとっています。これらの教育をとおして、自分自身の人生を切りひらいていく意志と力、他者とともに生きていく意志と力を培っていくのです。

教育理念 ▶ 校長・理事長メッセージ