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新井(教員):現在、自由の森が学校として、どのように生徒の進路に関わっているかを、先にお話しした方がいいですね。私は中学の担任なので詳細まで分からないのですが、まず担任による進路相談や、学年単位の進路の対話ももちろん節々で行われています。ほかに「進路部」という部署があって、ここでいろいろな企画に取り組んでいます。卒業生を招いて話を聞くイベントのほか、「プロに会いに行く」という企画も。生徒が会いたいプロフェッショナルな人々に、生徒たちが直接コンタクトをとって会う活動をしています。織田(高3):私が、高1と高2の時には「世界と出会う、人と出会う」という企画がありました。オペラを見に行ったり、演劇の役者の人に話を聞いたりしました。私の場合は、もともと歌や演劇が好きだったので、「進路を考える!」というより興味本位の部分もありましたが、ちゃんと「進路として農業を考えているから、農家の人に話を聞く」という企画を立てた人もいましたね。佐野(高2):僕も高1の時にオペラを見に行きました。進路は特段意識していなかったですが、単純にスゴかった。良い体験でした。卒業後のことを考え始めたのは、高1最後の学年集会の時かな。進路のこと、社会の様子のことを聞いて、少しずつリアルになってきている感じです。進路とは関係ないですが、以前に参加したボランティアサークルで、老人7生き方としての「進路」。世界とより豊かに結びつく、「学び」のある歩みを自由の森の進路に対する取り組み佐藤 隆さん都留文科大学教養学部 教授織田 結子さん高校3年新井 雄大自由の森学園英語科教員・卒業生

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