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3倉田原哉 さん5521期生もりのあとを歩くKurata Genya倉田 原哉(げんや)さん<21期生>1986年埼玉県生まれ。自由の森学園高等学校を卒業後、2浪を経て、日本大学医学部医学科に入学。卒業後、初期研修医として上尾中央総合病院で2年間の経験を積み、日本大学医学部附属板橋病院の脳神経外科に入局。後期研修医として、病棟管理や論文の執筆、外来や当直の仕事など、脳外科医の専門医資格の取得を目指して日々研鑽を積んでいる。不思議とあまり疲れませんが、手術を終えた後の一杯は格別です。 もちろん手術は、基本的には治療する行為なのですが、身体にとってみれば、手術そのものは「大怪我」。脳の手術といったら、頭を開ける開頭手術のイメージがあるかもしれませんが、今は「カテーテル」という細いワイヤーを血管に入れて、患部の血管にアプローチする手術もあります。 カテーテルは、肘や足の付け根などの動脈から入れます。「そんな遠くから!?」と感じる方も多いと思いますが、身体の負担を考えるとこれがベスト。いずれの科でも、できるだけ身体にダメージを与えない「低侵襲性」の手術が中心になってきています。 前代未聞のコロナ禍で、世界中が大変な事態になっています。脳外科は直接関係のある科ではありませんが、患者さんに熱がある場合などは、防護服手術は「人に優しく」へ 現在、医師免許取得後に2年間課せられる初期研修を終え、後期研修医という立場で医師をやっています。日本大学医学部附属板橋病院の脳神経外科に入局し、主に病棟の入院患者さんの管理や、脳外科の救急対応などを担当しています。 最近は、手術で執刀医を担当することも増えてきました。だいたい4〜5時間で終わるものがほとんどですが、ときには13時間にもおよぶ大手術も。分からないことばかり。だから追求したい新型コロナで公私ともに大混乱

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