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8私は、この春をどう過ごしたか。なにを考えたか。変化に飲まれずに新たな場をつくり出す17期生小学校教諭埼玉Yoshida Atsushi今までに感じることのなかった感情と向き合ったり、平時とは異なる人々の挙動や、偏った情報にとまどいを感じたり——。人間がいかに社会的な生き物であるかと、今もなお思い知らされ続けている感染症騒動。その時、あなたの周りではどんな時間が流れていましたか?荒木 珠奈 さん 市内のクイーンズ区というところに住んでいます。ロックダウンが始まった3月には、多くの店と同様に、私が通う版画工房も閉まっています。 連邦政府の給付金は、発表直後に振り込まれ、経済的な面では安心して家にこもれていました。大人1200ドル、子ども500ドル。州政府の失業保険も延長されて、そこに連邦政府から週あたり600ドルが加算されています。その数日後、トランプ大統領から全戸宛てに手紙が来ましたよ。内容はつまり「私が振り込んいつでも差別される側になりうるという意識2期生アーティストニューヨークAraki Tamana

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