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手摘み手作りのブルーベリージャム 食生活部では毎年、夏休みを利用してブルーベリー摘みに出かけます。もちろんこれも食生活部の手しごとのひとつ。食堂の手づくりブルーベリージャムは私たちの手で実を摘むところから始まります。 お世話になっているのは飯能の隣、入間市にある「人見農園」さん。食生活部で働いていた方のつながりで4年ほど前から摘みに行くようになりました。「日差しが強くなる前に」と、朝6時前に集合。木を上から下からとのぞき込み、葉をよけると夏の朝日に照らされ光沢を増した珠が顔を出します。ときにはそのまま自分たちの口にも。ここの木は甘い、こっちは少し酸味があるかも、この味のばらつきもまたいいところ。自分たちの舌でもしっかり確認しながら今年は3日間かけて60 kgを摘みました。 摘んだブルーベリーは、洗ってまずは小分けにして冷凍保存。冷凍させることでジャムづくりの“時短”にもなり実は良かったりもするのです。1回のジャムづくりではひと鍋に約6kg。ブルーベリーとお砂糖を一緒に入れて火にかけるとブルーベリーの酸味とお砂糖の甘い香りがふんわりと広がります。完成したジャムは粒がしっかり残り、甘さの中にブルーベリーひと粒ひと粒の酸味も感じられるちょっと贅沢な気分のジャム。パンやヨーグルトに少し添えるだけで日々の食事が華やかになりそうです。 近隣に生産者の方がいること。だからこそ毎年直接お会いでき、私たちの手で、目で、舌で食材の様子を丸ごと感じながら作ることができるのです。そんなブルーベリージャムには、私たちの“安心”と“自信”がぎゅっと詰まっています!河野 翔 (自由の森学園 食生活部)14甘みと酸味、粒感も楽しめるブルーベリーは、プレーンヨーグルトとの相性も抜群! ブルーベリージャムブルーベリー:1kg(冷凍でも可)砂糖※:400g(ブルーベリー重量の40%)レモン汁:適量①鍋にブルーベリーと砂糖を入れ、水分が出てくるまでしばらく置く。②弱火で火にかけ、ヘラで混ぜながら煮詰めていく。 水分が出てくると泡状のアクが出てくるのでその都度取り除く。③とろみがついたら火を止め、レモン汁を回し入れる。粗熱が 取れたら完了。ビン詰めをする場合は熱いうちに入れて脱気する。 ※食生活部ではミネラル成分の多い糖蜜を主原料とした  モラセスシュガーを使用しています。

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