morinoat_21
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中学で出会った映像の道 映像を撮るのは中高時代から好きでした。よく友達とビデオカメラを回して遊んでいました。自由の森学園にはかつて映像部があったらしいのですが、僕が在校していた当時は消滅していたのです。そこで「映像部を復活させたいから、一緒にやらないか」と立ち上がった友人に、声をかけてもらったのが映像の世界との出会いでした。映像の世界に身を投じて テレビの制作会社でカメラマンをしています。所属している会社はTBSのグループ会社なのですが、他局の仕事もします。他の業種では、あまりないことかもしれませんが、この業界では普通のことです。私はNHKの番組を撮影することも多いですね。多くの人が知っている番組を挙げるとすれば「ブラタモリ」や「探検バクモン」などを撮らせてもらっています。ブラタモリは、最近メインカメラを担当させてもらえるようになった番組。久しぶりにドキドキしました。 テレビの現場仕事は「休みがなくてキツイ」というイメージがあると思いますが、私の所属している会社はちゃんと休める方だと思います。ただ、休みは不定期なので子どもたちと休みが合わなくて、なかなか一緒に遊べないのが悩みですね。 あと付き合いが悪くなるので、もしかしたら知らないうちに友人が少し減っているかもしれません。丹内 浩之 さんTannai Hiroyuki「ゼロから創る」タイプじゃない。人の表現を魅力的に伝えることの方がぴったりきた15生期丹内浩之さん〈15期生〉1983年東京生まれ。自由の森学園中学校・高等学校卒業後、京都造形芸術大学芸術学部映像舞台芸術学科に進学。卒業後はテレビ番組の制作会社「エフエフ東放」に入社。現在、主にカメラマンとしてTBSの情報番組や、NHKの「ブラタモリ」「探検バクモン」「さわやか自然百景」などの撮影を担当している。「ブラタモリ#62別府温泉」の収録現場より。同番組で初めてメインカメラを担当する当日の収録前。穏やかな笑顔は、本人いわく「緊張の苦笑いです」。 撮影/山田大輔もりのあとを歩く>3310

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