自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2023
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いつもの授業の中で考えたことや疑問を確かなものとしたり、解決したり、さらに新たな疑問を呼んだり——。「スタディツアー」は、選択講座で得た学びをより深くとらえるために、生徒たち自身の手によってつくる学びをひらいていく旅です。47川に踏み入ると、大きなシダがお出迎え。出会う生きものすべてに驚き、発見が生まれる体験は、自分だけの生きもの図鑑に色を塗っていくような時間です。広葉樹の苗を植える生徒たち。表土を失った山に緑を復活させるのは極めて時間がかかることを学ぶ。「足尾に緑を育てる会」が目標としている100万本のうち、現在植樹を終えているのは、約26万本。 西表島(沖縄県竹富町)にて、8日間のツアーを実施しました。小岩井生態学はフィールドワークを中心に行う授業。西表島で動植物に触れ、人々の文化も学びます。普段生活する温帯気候から離れ、亜熱帯気候の多様な生きものに出会う刺激的な8日間となりました。 復興支援ボランティアのツアーです。聖学院大学ボランティア活動支援センターの取り組みに、共催というかたちで参加しています。岩手県釜石市を中心に、被災者のお話を聞いたり、仮設住宅での支援活動、子ども広場の開催など、多岐にわたる活動を行っています。釜石市にある伝承施設「いのちをつなぐ未来館」で、東日本大震災の時に子ども達と避難した、両川さんのお話を伺いました。「小岩井生態学 in 西表島」「林業 in 足尾銅山」 コロナ禍の現在、日帰りのスタディツアーを実施しています。栃木県の足尾は、100年以上前に足尾銅山精錬所から排出された有害な煙や過伐採によって、山の木々が失われ、現在でも森林が復活せず岩肌が露出しています。地元の環境団体の指導で斜面に植林を行い、人が住めなくなった廃村跡を歩きます。(通常年は、夏休みを利用し、白神山地スタディツアーを実施しています)S「学び」を中心に添えた手づくり体験ツアー「福祉の現場 in 東北」「環境 in 千葉」  自然エネルギー体験ツアーに千葉市へ1泊2日で出かけました。ソーラーシェアリングのある農場を見学して、自然エネルギーの「今」を、肌で感じるツアーでした。「韓国講座 in ソウル」 夏に約10日間の韓国ツアーに出かけます。韓国にある2つの高校で、現地の高校生たちと交流を図りながら、双方の国の歴史や文化、さらには両国の間にあるものをさまざまな視点で学びます。コロナ禍の現在は、オンラインによる交流を育んでいます。「スタディアブロード in カナダ」  10月に約2週間のカナダ旅行を実施します。現地の学校に赴き、小学生、中高生との交流を行います。その内容は毎年生徒の手づくり。どんな交流をするかは、毎回履修した生徒たち次第です。※コロナ禍の現在は休止中ですスタディツアー

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