自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2023
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講師はドキュメンタリー系の映画監督さん。受講生全員が企画から脚本づくり、撮影までチャレンジできます。オリジナルの脚本はジャンル、ボリュームとも制限なし。僕は今の自分と小学生の自分が対話するストーリーを書き起こしました。夏休み中に仕上げた脚本をみんなで読み合い、その中から実際に撮る作品を1、2本選んで撮影に挑みます。当時選ばれた作品は、虫をモチーフにしたファンタジー。正解がなく、解釈によって世界観が変わるような不思議な内容でした。撮影は3台のビデオカメラと、メイキング記録用のスチールカメラも回す本格的なもの。現場では美術、音声など、自分がやりたいポジションを選択できます。僕はもちろんカメラです。座っている人、立っている人、それぞれの目線の高さに合わせて撮るとか、自己流の動画撮影では得られない知識や、プロの技術を学べました。映画が好きな人なら、楽し    1めること間違いなし!技術や機材のことはもちろん、映画業界のことまでなんでも教えてくれるので、どんどん聞いてみると良いですよ。現実の世界を映しているようで、そうではない映像の世界。そこでどの様な表現するのか、その奥深さを知るきっかけとなりました。2021年度卒業国士舘大学経営学部経営学科1年プロの世界をのぞくチャンス!44 学園のある飯能市は江戸に木材を供給していた林業で栄えた街です。その地元飯能の主要産業を学びながら、林業の現状と将来について、地域と地球の環境について、森林と人間との関係を考える講座です。主には、学園の周辺に広がる民有林をお借りして、間伐などの作業を行います。まったく手入れされていなかったスギ、ヒノキ林の間伐と枝打ちを行うことによって、真っ暗だった人工林が明るい林に変わっていきます。 栃木県の日光・足尾に行き、森林の破壊と再生の現場を体験する合宿を実施するほか、白神山地を訪れるスタディツアー、炭焼きやロケットストーブ作りも行います。 ○○の中に、受講者が話し合いで決めたテーマを入れることから始める講座です。昨年度は「親子丼定食」に決まりました。「親子丼定食」を食べるためには何が必要か、どんな準備が必要か話し合いを重ねて計画を立てていきます。お米を育てたり、海水から塩を作ったり、卵を孵化させて鶏を育てたりして食べる準備を進めていきました。 食べものが口に入るまでにどんな過程があるのか、考え、体験し、議論をしながら授業が進んでいきます。当たり前に食べている食事を自分たちで一から作ることで、大変さや面白さを知る機会になります。今年は、○○にどんなテーマが入るのか楽しみです。学園付近の森林で林業体験をします。管理が行き届かない森林が直面する問題を、体験を通して考える機会でもあります。親子丼定食の一品となる味噌汁の具を手に入れるために、海へ潮干狩りへ。無事ハマグリを手に入れることができました。映画制作河端 勇人 さん埼玉県 飯能市 出身選択講座の一部を紹介します!いちわたしの選んだ講座は林業講座〇〇を一から作る

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