自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2022
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コースに分かれて、何を学ぶか、それを知るためにどうすればいいか考え合い、授業を生徒がつくり上げていきます。昨年は5つのコースが作られました。【テーマ学習】「人類史』コース人が道具を使い始めた意味から、戦争やお金がなぜ生まれたのかまで、人類が歩んできた、700万年のさまざまな“そもそも”を辿りました。「人権を考える」コースジェンダー、人身売買、障がい、見た目など、人に関わる社会問題について、当事者やNGOの職員の方に出会いながら、学びを深めていきました。「環境を考える」コース「海洋プラスチック問題」「原発と自然エネルギー」「森林伐採と災害」の3チームで、専門家のサポートを受けて、自分たちにできることを考え合いました。「社会・憲法」コース憲法や制度の国際比較をはじめ、ホームレス問題などの個別の社会問題、アベノミクスなどの個別政策について調べ合い、意見を交わしました。「間伐材学校づくりコース」 学校の敷地内にある、老朽化した階段を修繕しました。材料には、学校周辺の人工林から伐採してきた間伐材を使用。学校生活を形づくるものを自分たちで直し、安心できる環境を後の世代に引き渡していく営みです。つくっていく時間。見つけていくもの。つくっていく時間。見つけていくもの。学年を横断して、さまざまなフィールドワークを行う総合学習の場です。学校周辺の森林で林業体験をしたり、林業に関連する産業の現場に出かけたりもします。【 森の時間 –林業– 】稲作にも取り組みます。稲の生長を見つめることはもちろん、田んぼの生きものにも出会うなど、1年をかけて田んぼの表情とその環境に触れていきます。【 森の時間 –稲作– 】定期的に中1から中3までが一同に会し、いつもの学校生活で気になっていることや疑問を自由に話す場です。司会や書記としてこの場を進めていくのも2年生が中心となります。【 森の時間 中学集会 】年度末に行われる学習発表会は、自分たちが経験してきた「学び」や、学ぶことの「楽しさ」を下の学年に伝える場でもあります。2年終盤には修学旅行づくりの議論をしたり、卒業式づくり、入学式づくりを引っ張ります。「自分たちが行事をつくっている」という意識が高まるこの頃、もしかしたらちょっとした瞬間に、誰もが少しずつ3年生になっているのかもしれません。1年から3年まで毎週1回、ネイティブスピーカーの教員による英語の授業が行われます。発音を中心に英語の学びを深める機会です。8

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