自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2021
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コースに分かれて、何を学ぶか、それを知るためにどうすればいいか考え合い、授業を生徒がつくり上げていきます。昨年は4つのコースが作られました。【テーマ学習】「地産地消」コース食べもの、種およびそれらに関わる人たちの取り組みについて、農協、ふうわりオーガニックファーム、三富今昔村を訪ねて話を伺いました。「木で家をつくる」コース地元の木材を使って、小さな家を作りました。将来取り壊す際の環境負荷を考え、竹と麻縄、生分解フィルムを使用。土に還るドームが完成しました。「学校交流」コース明星学園、自由学園中等部との交流を通して、それぞれの学校の「自由」について話し合い、自分達の生活について見つめ直しました。「いきもの観察」コース学校の付近に生息するいきものに注目し、標本づくりや、化石、外来生物などの観察、採取を行い、ミニ博物館をつくりました。「いきもの観察コース」入間川で河床を掘り、化石採集を行いました。植物の葉や琥珀、二枚貝の化石や巻貝など、互いに採集したものを見せ合い、日が暮れるまで太古のいきものの世界に想いを馳せました。つくっていく時間。見つけていくもの。つくっていく時間。見つけていくもの。学年を横断して、さまざまなフィールドワークを行う総合学習の場です。学校周辺の森林で林業体験をしたり、林業に関連する産業の現場に出かけたりもします。【 森の時間 –林業– 】稲作にも取り組みます。稲の生長を見つめることはもちろん、田んぼの生きものにも出会うなど、1年をかけて田んぼの表情とその環境に触れていきます。【 森の時間 –稲作– 】定期的に中1から中3までが一同に会し、いつもの学校生活で気になっていることや疑問を自由に話す場です。司会や書記としてこの場を進めていくのも2年生が中心となります。【 森の時間 中学集会 】年度末に行われる学習発表会は、自分たちが経験してきた「学び」や、学ぶことの「楽しさ」を下の学年に伝える場でもあります。2年終盤には修学旅行づくりの議論をしたり、卒業式づくり、入学式づくりを引っ張ります。「自分たちが行事をつくっている」という意識が高まるこの頃、もしかしたらちょっとした瞬間に、誰もが少しずつ3年生になっているのかもしれません。1年から3年まで毎週1回、ネイティブスピーカーの教員による英語の授業が行われます。発音を中心に英語の学びを深める機会です。8

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