自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2021
57/70

中高いずれも3〜4人の相部屋です 「自分たちの暮らしは自分たちで決めていく」というスタンスで、寮生が自治で生活をつくっていく寮。中1から高3まで、学年を超えて互いに影響を与え合う小さな社会です。 基本的に大人は関わりませんが、午前から夕方までは日直、夕方から朝までは寮監のスタッフが在寮。寮生の皆さんをサポートします。 私は静岡出身です。中学から寮生でした。北海道から沖縄まで、全国から集まった人たちと生活を共にする6年間を過ごしました。 みんなの暮らしをより快適にするため、寮のルールは全部自分たちで決めることになります。学年を問わず、誰もが思ったことをみんなと話し合える空気があり、誰かが気になったことは、小さなことでもどんどん話し合っていきます。入寮したての頃は、上級生とのミーティングは緊張しましたが、みんな優しい人ばかりでした。 寮監さんも数名いますが、基本的に寮の自治は生徒に任せて見守ってくれています。自由を与えられているからこそ、みんなが自分の行動を考える様になるのかもしれませんね。 ご飯は学校の食堂でいただきます。食堂のごはんは、身体に良い素材を厳選して作ってもらっている手づくりごはん。いつもおいしくて嬉しかったです。体調を崩している寮生には、症状に合わせて身体に優しいメニューを作ってくれま。また、「あれが食べたい!」とリクエストすると、応えてくれることも。私は朝食に、レモンバターを出してもらう様にお願いしちゃいました。 寮は、家や学校とは違うもうひとつの自分の居場所。校舎のすぐ隣にあるのに、ここでの教員や友人との関わり方は、学校ともまたひと味違う様に思います。すごく温かくて、たくさんの人から刺激をもらえる場所だと思いますよ。みんなで生活をつくるためのミーティング 毎週1回、寮ごとに1週間を振り返ってみんなで共有したいことを話す「全体ミーティング」があります。集団としてどう快適に暮らしていくか、という話し合いを重ね、誰もが健やかに暮らせる寮を日々つくりあげていきます。 他にも「学年ミーティング」「フロアミーティング」「部屋ミーティング」など、寮ごとに自分たちで決めた話し合いの機会があります。暮らし方さまざま。「週末は家」もOK。さまざまな関わりあいを通して、ここだけの、私たちだけの「暮らし」をつくる56渡邉 梨名さんWatanabe Rina2019年度卒業夜は星や月もキレイですよ。  毎日を快適に過ごすために、みんなで話し合う寮です!放課後に、飯能市内に習い事やアルバイトに行く人もいます。また埼玉、東京、神奈川など比較的近くに家がある寮生の中には、週末は家に帰って過ごす人も。集団生活でも、一人ひとりの生活を大切にします。

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る