自由の森学園 中学校・高等学校 学校案内 2021
10/70

進路について、担任や個々の希望する進路に詳しい各教科の教員と対話を重ねていきます。さまざまな現場で活躍している卒業生にアドバイスを受ける機会もあります。新しい学びの時間の始まりです。いずれの教科でも、一人ひとりが自分ならではの学び方を身につけていきます。美術の授業の1つ、「木工」では、まず自分の表現のための基本的な道具となる「木づち」を作ります。生徒たちが企画する学習会や講演会が始まります。一人ひとりが「どんなことを大切にして生きていくか」ということに立ち返り、具体的な次の一歩につなげていく時間です。【社会や生き方を考える学習】 自由の森学園中学を経て入学した生徒にとっては、新たな仲間との出会いに期待する春。高校から入学した生徒にとっては、初めて自由の森の「学び」に触れる春です。 「教室にいる全員でつくる授業」にとまどいを感じるかもしれませんが、それも最初のうちだけ。自分の考えを伝え、人の考えに触れる時間を重ねる中で、クラスは徐々に形づくられていきます。 環境に慣れ、広く深く、自由に学びに向き合っていく2年次。授業をきっかけとして、自分で調べものをしたり、学校外で行われる講演会等に参加するなど、個々に学びを広げていく生徒が増えるのもこの頃。 自由選択講座では、一人ひとりが自身の興味や進路を見据えて、学ぶ内容を主体的に選びとっていきます。 どのような姿で卒業していくのかイメージをつくりながら、学びと向き合う3年次。「いろいろな教科の学びがつながり始めている」。この頃から、こんな声を耳にするようになります。 各教科で提示される課題は、いずれも私たち自身のことであり、私たちの生きる世界や社会の問題。一人ひとりが学びの中からそう解釈して、自己や世界を見出していくようです。高校2年高校1年高校3年新たな仲間と出会い新たな仲間と出会い考えを重ねあわせていく時間考えを重ねあわせていく時間一人ひとりが授業を超えて一人ひとりが授業を超えて学びを主体的に広げていく学びを主体的に広げていく多様な学びの結びつきを捉えて多様な学びの結びつきを捉えて個々が独自の世界を見出していく個々が独自の世界を見出していく9

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る