季刊もりのあと別冊2022
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7学園の35周年記念に開催されたお祭りより。自然の中にあるものを染料に使って表れてくる色は、多種多様。「男の子は青で、女の子は赤」みたいな考え方は、染織の世界に触れて早々に払拭されたとか。 自由の森は、他者のいろんな意見を受け止めながら自分らしさを探せる環境でした。「やりたい」気持ちと同時に「やらない」という選択肢が大切にされているのもよかった。 多様な考えに揉まれていくから、自然に「自分はこういう時にどう考えるだろう」という、視点が作られていく。 それは、染織に興じる時間の中でも、他の教科の授業でも、学校での生活の中でも言えることでした。 これからは、そんな風に蓄えてきたもので、少しずつ自分の染織をつくっていきたいと思っています。思うまま好きな色へ染める時間が思うまま好きな色へ染める時間が私をかたちづくっていく。私をかたちづくっていく。

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