季刊もりのあと別冊2020
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キレイなフォームだとラクに走れたり、その日の筋肉のコンディションによって腕の振りが違ったり。人によって合う走法・合わない走法もあるんですよ。体格が小さい人や筋力の弱い人は歩幅を小さくして足の回転を速める「ピッチ走法」、足が長い人や筋力の強い人には歩幅を大きくとる「ストライド走法」が合うといわれています。自分の身体に合った走り方を見つけるのも楽しいですよね。 それから適した食事も取り組む競技種目によって違いがあるんです。瞬発力を出す「速筋」や、持久力を発揮する「遅筋」に注目して魚を選ぶとか、自炊の際の献立づくりにも役立っています。 こういう奥深さもスポーツ科学に立脚しています。精神論ばかりが目立つスポーツ界に、科学を通して一石を投じてみたい気持ちがありますね。とはいえ、まずは僕自身が全国、できれば世界レベルのレースで自分の力を試してみたいと思っています。13

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