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7 自由の森学園には通学生と寮生がおり、寮生は、学校に併設されている学校寮で生活しています。この1月、その寮のお風呂と暖房を担うボイラーに、バイオマスエネルギーで稼働する“薪ボイラー”が導入されました。 なぜ薪ボイラーなのか?  それは環境への配慮だけではなく、山林を多く抱える地域と学園のつながり、そして生徒が暮らしの中で自然と関わり合う視点を持つ、新たな学びの可能性も視野に入れた判断でした。今回は、このプロジェクトを牽引した飯能木質バイオマスエネルギー協議会の鴇田 節男さん、菅野 明芳さんを招いて、本学園の鬼沢理事長と共に、この取り組みにかける思いや、この先目指すものについて伺いました。ガソリンで稼働する、油圧薪割り機。力は要らず女性でも簡単に使える。現在は専門業者の方が薪割りを担っているが、少しずつ生徒に作業を移行していく予定。季節にもよるが、2カゴ分の薪でだいたい1日分の、6つの寮の暖房とお風呂に使う熱エネルギーを賄うことができるという。

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