morinoat_29
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55時期なので、上の子が遊んでいるものがとにかく欲しくて、よくケンカをしています。そういう部分も含めて子育ては楽しいですが、いろいろなものを抱え込んでしまい余裕がない時は、楽しむという気持ちになるのは難しく。つい感情的に叱ってしまうこともあります。「もうちょっと言い方があったよな……」と、後悔することもよくあります。 子育ても教育の現場も、余裕をもって接することが要にあると思います。学校も本来は、担任の先生が児童一人ひとりとより向き合う豊かな関係がつくれるといいのでしょうが、現実として、今の小学校の先生たちはとにかく忙しい。そんな現場に、支援員という立場から少しでも余裕のある時間をつくれたらと思います。 さらに子どもを預けてから出勤なので、特別に出勤時間を少し遅くしてもらっています。上の子を幼稚園に送って、その後に下の子を他の保育園に送ってから、急いで職場に向かう。2人の娘を別々の園に入れているのは、こだわりでもなんでもなく、定員の都合で入れてもらえなかっただけです。 仕事が終わったらまっすぐお迎えに行くのですが、どうしても遅れがち。子どもたちにはいつも「お迎えが遅い!」と怒られています。 下の娘は自己主張が強くなってきたごとは何も解決していないのです高橋 雪野さん〈16期生〉 自由の森学園高等学校を卒業後、数年間のさまざまなアルバイト生活などを経て、和光大学表現学部総合文化学科に入学。東京都の学童保育で指導員を務めたのち、埼玉県の小学校で特別支援教育支援員となって2年目。現在、4歳と2歳の娘さんの子育てをしながら働く忙しい日々を過ごしている。旧姓中田。

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