9:40 授業と検討
11:30 昼食
12:40 教育講演会
15:00 教科別分科会
中学・高校全クラスの授業を公開いたします。
中野晃一さん(上智大学・国際教養学部 政治学)
「壊れゆく世界を変える個人の勇気について」
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日本語科 | 小説の授業について | 助言者 太田昭臣(元琉球大学教授) 会場:小音楽室 |
小説の授業で私たちが大切にしている観点に基づいて、新たな教材を選定し、どのような授業の可能性が拓けるのか検討してみたい。今回新しい教材として、川上弘美の作品をとり上げる予定である。 |
社会科 | 「自前の社会づくり」としての政治と政治教育 ―生き方としての民主主義と主権者/主体者教育 | 助言者 小玉 重夫(東京大学・教育学部 政治教育) 中野 晃一(上智大学・国際教養学部 政治学) 会場:会議室 |
「18歳選挙権問題」をひとつの起点として、「若者の政治参加をどのように進めるか」「政治的中立とは何か」「政治教育をどうすすめるか」などをめぐる議論が起きつつある。論点・問いは多岐にわたり、かつ山積している。本分科会では、政治/政治教育とは何か、主権者教育とは何か、それらをめぐる現状や困難をどうとらえるのか、また、それにどのように対峙・切り込んでいけばいいのか、という一連の理論的・実践的課題を選択講座「政治・経済演習」での授業報告を軸にすえながら、参加者とともに探究していきたい。 |
数学科 | クラス全体を授業にまき込むには ー中学・高校それぞれの実践ー | 助言者 佐藤 文広(立教大学) 伊禮三之(琉球大学) 会場:高2-3 |
教室にいても主体的に授業に参加できずにいる生徒は、どの学校にも少なからずいるだろう。私たちは、その子たちを授業にまき込むような実践をどれほど行えているだろうか。 これは授業づくりにおける古くからの課題であるが、生徒の学習観・友達観や学校のあり方の変化など、現代の子どもたちについての要素についても考えていく必要があるように思われる。 以上のことを踏まえながら、教室にいる生徒・教室に来られない生徒を一人でも多く授業に参加させる方策を、授業内容、教材、授業形態など、さまざまな角度から探っていきたい。 |
理科 | 学んだその向こうへの興味が 新たに生まれる理科の授業づくり | 助言者 岩田好宏(「子どもと自然学会顧問」「総合人間学会理事」「元自由の森学園非常勤講師」) 会場:理科室A |
理科の授業は、実物と出会い、自分を通して学ぶことから始まります。 |
英語科 | 生徒が主体的に授業に向き合うことを目指して 〜協同学習を取り入れた授業②〜 | 助言者 梅本 裕(京都橘大学) 根岸恒雄(群馬県立女子大他・非常勤講師) 会場:中2-2 |
英語科ではここ数年3〜4人のグループによる協同学習を取り入れている。授業からこぼれる生徒をなくし、協同で取り組むことによって一人では難しいと思える課題に取り組み、乗り越え、学びを深めて欲しいという思いがあるからだ。その成果が少しずつ出始めているように思う。今年度は中学3年生‟Malala’sSpeech”の実践を報告し、協同での学びに適する教材とはどういうものか」「協同で行う課題(ジャンプの課題)をどう設定するか」などについて議論したい。 |
保健体育科 | 和太鼓の授業の可能性を探る 〜高校3年生秩父屋台囃子実践より〜 | 助言者 久保 建(日本体育大学) 松田恵美子(身体感覚教育研究者) 会場:体育館1F |
秩父屋台囃子は、解釈や位置づけによって毎年のように変化し、試行錯誤してきました。これまで教材化した譜は長く、流れを覚えることに追われてしまいがち。本来の迫力ある囃子のエネルギーを実現できていなかったと捉えました。そこで、昨年度は“いまのリズムでは山車を曳く勇ましさや力強さが出しきれていない”という改善点を研究し、教材の捉え直しとして〈本打ち〉を短く構成。高校3年生最後の教材としての実践のあり方について検討します。 |
美術科 | 『木に学ぶ』初めての木工授業 (中学2年の実践報告) | 助言者 加藤克弘(大阪美術教育協議会) 会場:美術棟 |
美術の授業は大きく3つの柱で行っている。中学2年生になると絵画の授業の他に木工、染織がプラスされていく。そういった授業形態の中で初めて行う授業が原木から作る「器」の授業である。木が単なる材料というだけでなく、それに触れ、加工していく仕事の魅力と可能性ついて一緒に考えていきたい。 |
音楽科 | 合唱をつくる | 助言者 柴山晴美(声楽家) 会場:音楽ホール |
「うまく声が出ない、音がうまく取れない、周りの音につられる」合唱の授業の中で永遠に出てくる問題です。上記の問題を少しでも取り除くために発声面、教材論など実践や意見を交えながら進めていきたいと思います。 |
人間生活科 | 「日常の中のジェンダーをひろう2」 | 助言者 小平陽一(元埼玉県立高 校家庭科教員) 会場:高2-4 |
昨年の分科会では、今までの固定的な性別役割分業から人々が開放されつつあるのではないかということが話し合われた。揺れ動く様々なジェンダー観をひろいあげる中で、結婚にまつわる固定的なジェンダー観が存在していることに改めて気が付いた。 今年は結婚にまつわるジェンダー観をとりあげ、多様な生き方の可能性をひろげていきたい。 |