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教育理念
デジタル学校案内

ユネスコスクールだより VOL.1 自由の森学園は今年度よりユネスコスクールに加盟しました

ユネスコスクール X 自由の森学園

加盟のごあいさつ

このたび、自由の森学園中学校・高等学校はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)より、ユネスコスクール加盟の承認を受けました。埼玉県内の私立中高では2校目となります。

本学園は、都心から約1時間の自然豊かな立地条件を生かして、創立当初から環境教育に力を入れてきました。具体的には、中学校においては、毎週「森の時間」(総合的学習の時間)を使い、市内農家からお借りした水田で稲作を行います(中1・2)。また、八ヶ岳登山(中1・2)や、学園付近の民有林をお借りした間伐体験(中1)も行ってきました。

高等学校では、100講座ある自由選択授業の中に、ESD(Education for Sustainable Development 持続可能な開発のための教育の略)関連の講座を開設し、より専門的、より幅広い学習ができるようカリキュラムを編成しています。「農業」(総合)、学園周辺の人工林を間伐する「林業」(総合)、二ホンミツバチの飼育などを通して地域環境を考える「自然」(理科)、学園周辺の生態系を継続的に観察する「小岩井生態学」(理科)、日本のエネルギー問題を考える「環境学」(公民)などが開講しています。また、近隣から譲り受けた木材でベンチを製作し、公共の場に寄贈する「ベンチ」(美術)、間伐材を活用する「森と生きる」(美術)など、地域とその環境に関係する講座があります。

教育実践以外にも、農薬や化学肥料を極力使わない食材を用いた食堂の運営、再生可能エネルギー中心の電力購入、バイオマスエネルギーによる体育館の暖房など、学園運営にも持続可能性を重視しています。

学園が生徒間交流を20年間行っている韓国の私立の河南高校(河南市)もユネスコスクールに登録されており、今後、国内外のESDを実践する学校とのネットワークも積極的につくっていきたいと考えております。

理事長 鬼澤真之

登山 間伐体験 稲作 中学2年生で行われる「登山」(上)、中学1年生が近隣の森林で行う「間伐体験」(左下)、1年間じっくり取り組む「稲作」(右下) 登山 間伐体験 稲作 高校選択講座より、1年かけてベンチやスツールなどを製作する木工(左上)、地域に生きる生き物や植物の在り方から、環境を考察する「小岩井生態学」(右上)、同様にミツバチの生態から地域の自然環境を考察する「自然」(下)

ユネスコスクールとは?

ESDロゴ

「地球規模の問題に対する国連システムの理解」「人権・民主主義の理解と促進」「異文化理解」「環境教育」を中心とした、 ユネスコの理念を実践する教育機関をサポートするネットワークです。

現在、世界181か国で約10,000校が加盟しています。日本国内では、2015年4月現在、913校の幼稚園、小学校・中学校・高校、大学が参加しています。

オフィシャルサイト