自由の森学園中学校・高等学校 学校案内2018
41/70

林業講座福祉の現場へサンバ 学園のある飯能市は江戸に木材を供給していた林業で栄えた街です。その地元飯能の主要産業を学びながら、林業の現状と将来について、地域と地球の環境について、森林と人間との関係を考える講座です。主には、学園の周辺にひろがる民有林をお借りして、間伐などの作業を行います。まったく手入れされていなかったスギ、ヒノキ林の間伐と枝打ちを行うことによって、真っ暗だった人工林が明るい林に変わっていきます。 栃木県の日光・足尾に行き、森林の破壊と再生の現場を体験する合宿を実施するほか、炭焼きやロケットストーブづくりも行います。 社会福祉を切り口に、現代社会について考える講座です。近隣の福祉施設に赴き、施設を見学させていただくほか、現場で働く皆さんの生の声に触れます。近年は、8つの施設・団体に協力していただきました。認知症対応グループホーム「あっかたホーム飯能」/特別養護老人ホーム「敦徳園」ケアハウス「蘭風園」/心身障害者地域デイケア施設「阿須フレンドワーク」/乳児院「東京恵明学園」/知的障害者大規模入所施設「育心会」/NPO法人「彩の子ネットワーク」/全国福祉未来ネットワーク倉澤美緒氏/聖学院大学ボランティア活動支援センター  ブラジルの伝統的なイベント「リオのカーニバル」で有名なサンバ。この音楽に使われているさまざまな楽器に触れます。練習を重ねていく中で、基本的なリズムをマスターし、「バツカーダ」と呼ばれる打楽器だけのアンサンブルを作り上げていきます。夏には、国内最大のサンバイベント「浅草サンバカーニバル」に出演しています。学園付近の森林で林業体験をします。管理が行き届かない森林が直面する問題を、体験を通して考える機会でもあります。今、どんな取り組みが行われ、どんな問題の解決が求められているか。実際に福祉施設に足を運び、関わり合いの中から学んでいきます。日本屈指のサンバチームの面々と共にサンバを楽しむ、浅草サンバカーニバル。衣装もほとんどが手づくりです。40

元のページ  ../index.html#41

このブックを見る